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🙋携帯ショップで働くメリットとデメリットを知りたい
これから携帯ショップで働くことを検討している方は、このような情報を探しているのではないでしょうか。
筆者も働き始める前はよくネットでググっていました。
本記事の内容
・携帯ショップで働くことのメリットとデメリット
未経験からSES企業に入社し、研修として携帯ショップに半年間常駐していた筆者が語ります。
携帯ショップで働くメリットとデメリット
メリット
- 聞く力、要点を抑える力、報連相する力が身に付く
- 営業力が身に付く
- 自分がスマホで料金でカモられなくなる
聞く力、要点を抑える力、正確に報連相する力が身に付く
例えば、スマホの操作方法を聞きに来たお客さんがいたとします。
前提として、
ネットを使わずにわざわざお店に来店するお客さんはスマホの操作に疎い(うとい)方が多いです。(偏見)
お客さんは頑張って言葉を絞り出しながら質問しているのに、
質問の意図が分からず結局何をしたいのかさっぱりわからないことがよくあります。汗
言葉の節々を拾いながら、「こういうことですか?」とこちらから質問を繰り返すうちに
何が本当に知りたいのか徐々に切り分けができてきます。
これは上司からの指示も同じで、
急に謎の横文字で説明されたり、
初めて聞く謎のルールがあることを突然説明されたり、
筆者の場合、正直1回聞いただけでは何が言いたいのかさっぱり理解できませんでした。
これもお客さんへの対応と一緒で、
上司の言葉の節々を拾って情報を集めて質問を繰り返すと
徐々に何を伝えたかったのかがわかってきます。
また、
「ヒヤリングした情報を整理して上司に報連相する」
⇨「上司から指示を受けた内容をわかりやすく整理する」
⇨「お客さんが理解できるように説明する」
これを毎日何回も繰り返すうちに、
自然と聞く力、要点を抑える力、報連相する力が身についてきたと実感しています。
営業力が身に付く
店舗によりますが、毎日10人〜20人ほどのお客さんを応対します。
その応対内容はほとんどが以下の流れで、営業の一通りの流れが含まれています。
- 来店されたお客さんの情報確認 (ニーズのリサーチ)
- 抱えている要望や疑問のヒヤリング (ヒヤリング)
- 抱えている疑問に対して丁寧にお答え (ひたすらGIVEを与える)
- その場で解決できることはすぐに解決 (ひたすらGIVEを与える)
- 提案営業 (商品の提案)
- クロージング (クロージング)
- お手続き
- 次回の来店誘導 (見込みの獲得)
この一通りの流れを毎日繰り返していると、
嫌でも営業力が自然と付いてきます。
「返報性の原理」という言葉があります。
人は相手から何かを受け取ったときに「何かお返しをしたい」と思ってしまう心理効果のことです。
携帯ショップではこの原理を活用して商品の成約に至るケースがとても多く、
営業経験として大きな財産になると感じています。
例えば、スマホの操作方法を聞きにきたお客さんがいたとします。
「マナーモードの仕方が分からない」「Webサイトにログインできない」など、
その場ですぐに解決できることが多いです。
とにかく優しくお客さんの話を聞いてあげた上で、
とにかく丁寧に操作方法や解決策を教えてあげたり、
ささっと操作して解決できたりすると、お客さんにたくさんの「GIVE」を与えることができます。
「GIVE」を与えることでお客さんの警戒心が下がり、ヒヤリングと提案がしやすくなります。
質の良いヒヤリングができると、質の良い提案ができ、成約率がグッと上がります。
この原理を毎日手軽に体験できるのは、携帯ショップで働く大きなメリットだと感じています。
まとめると、
- 営業の一通りの流れを体験でき、営業力が上がる
- 「返報性の原理」を活用した営業力が身に付く
というメリットがあります。
スマホ料金でカモられなくなる
大手キャリアで購入するスマホ本体と料金プランは割高です。
また不要なオプションやクレジットカード、その他のサービスを契約してしまうリスクがあります。
携帯ショップで働いていると、
お店の利益や営業方法を知っているので、カモられなくなります。
例えば、iPhoneを購入する際、
大手キャリアで買う方がApple Storeで買うよりも
約2万円高いです。
プランも比較的割高です。
これらの理由は、
店頭で人が手続きをしているので、
人件費がかかっているのと、
店舗を維持するための費用がかかるため、
それらの料金が上乗せされている、といったイメージです。
また携帯ショップでは目標の利益や販売数が毎日設定されており、
目標に届かなければ上層部から改善を求められます。
(お給料をもらっているので当然ですが)
目標を達成するためにショップスタッフは必死に営業活動に取り組みます。
自身が客として知識がない中で接客を受けることを想像すると、
少し怖くなります。汗
こういうことを知っていると、
スマホ代だけでなく他の買い物にも応用できることなので、
損することが少なくなります。
デメリット
- 手続きに使うPCやタブレットで使っているシステムは謎のエラーがよく起こる
- 数字を求められる
- 顧客の個人情報扱うため、責任が重い
手続きに使うPCやタブレットで使っているシステムは謎のエラーがよく起こる
顧客情報を登録するシステムは操作が複雑です。
ミスが起こるのも仕方ないかなと思ってしまうほど
間違いやすいポイントが多いです。
また、誰も解決できない謎のエラーが度々起こるので、
自身で問い合わせ窓口に電話して確認することがよくあります。
時間がかかって、
お客さんに不快な顔をされることはよくありました。。
しかし、経験を重ねるにつれて徐々にミスが減り、スピードも早くなります。
数字を求められる
商品の販売件数や利益など1日の目標数が決まっています。
進捗が滞っている状況だと、
お客さんに必要のないオプションも提案する指示があったり、
スマホに関して詳しくないお年寄りに、
不安を煽ってサービスへの加入を促すこともあるのが現場の実態です。
「1ヶ月後に解約していいのでこのサービスを契約してくれませんか?契約頂いたら他の手数料をお値引きできます。」
というように謎の値引きキャンペーンで釣って数字を取りに行くという話もよく聞きます。
(個人的には本当にお客さんに必要ないサービスは案内したくないです泣)
目標の数字に振り回される前に、
納得してたくさんの商品やサービスを選んでもらえるような接客力とヒヤリング力、提案力が必要なのかなと思います。
顧客の個人情報扱うため責任が重い
お客さんの電話番号や住所など個人情報が書かれた書類を
プリントアウトしてお渡しします。
間違って他のお客さんに渡してしまうなどのトラブルも起こりかねません。
また、お客さんのスマホを操作してAirDropやクイックシェアを使って写真転送したら、
他のお客さんのスマホに転送されてしまった、などの情報事故も起こりかねません。
個人情報を扱う仕事なので非常に注意が必要です。
まとめ
以上、いかがでしたでしょうか。
まとめると、
携帯ショップで働くメリット
- 聞く力、要点を抑える力、報連相する力が身に付く
- 営業力が身に付く
- 自分がスマホで料金でカモられなくなる
デメリット
- 手続きに使うPCやタブレットで使っているシステムは謎のエラーがよく起こる
- 数字を求められる
- 顧客の個人情報扱うため、責任が重い
個人的には特に営業力が鍛えられた点において、
経験できてよかったなと感じています^^
気になった方はこの業界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
それではありがとうございました!
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